今の介護の制度は常時介護が必要な人、言い換えれば自力で毎日を過ごす事が非常に困難な方でも人間らしく生活を得る事ができるようにすると言う思想に基づいています。
たしかに、食事から排泄、少しの移動であったとしても完全に一人で行う事が難しい方にとっては介護施設で日々の生活を送る事は何ら問題とされる事はありません。
しかしその一方で、今までは一人で生活できていた人がある日突然誰かの介助なしに生活できなくなると言う事も非常に稀です。
だいたいの人は、日常に少しづつ不安を覚え、困った時だけ助けてくれたら助かる、介護士さんと同じ建物にいて日常のことで困ればすぐ呼べるから安心・・・など、段階を経て介護のステップを登っていくことになります。
制度的に言えば、要支援<要介護1<要介護5というような具合で、要支援は少し日常で困ることがあるくらい、要介護5と言えばほぼ寝たきりで意思疎通も困難と言った具合になります。
少々強引な線の引き方になりますが、介護制度としてその支援の差は「国からの支援額の差」です。
要支援では、本当に困りごとを解決するためのちょっとしたお金しかカバーしてもらえません、しかし要介護5ともなると、介護のフルサービスをカバーし得るお金を支援してもらえます。
公共の仕組みですから、一人ひとりの実情に合わせて支援の内容を変えることは難しいのでこういった分け方になっています。
しかし、ここで問題となってくるのは「介護施設を運営する側としては軽度の介護をカバーする事業形態を取るだけでは事業として成り立たない」という事です。
故に、利用は要介護3以上の方からお入りいただけます!と入居を断る施設もありますし、逆にそこまでの手厚いサービスは要らないと感じていても勝手に色々なサービスがついてくる上に利用料が高いというような事も起こります。
現状では、介護施設に入らないとどうしようもないと言うくらいに生活に困った方を助ける事業者がほとんどで、「手厚い介護は要らないから困った時だけ助けて欲しい」と言う要望は非常に叶えにくいです。
「介護施設に入るまでもない軽度な方」は現行制度では介護事業者としてはなかなかカバーしにくいのが実情です。
そこで、私どもは一般賃貸事業者と介護事業者と言う両方の視点から、今までカバーできなかった「手厚い介護は要らないから困った時だけ助けて欲しい」と言う方をにお使いいただきたいお住まいを用意いたしました。
基本的には自立した生活を送って頂きながら、困った時だけ24時間365日お助けします。しかもそれが一般的な賃貸と比べてそこまで高くない価格でのご提供です。
是非一度、良い介護施設がないとお困りの方もお問い合わせください。